巻き爪

巻き爪とは何か、知っていますか?
手や足の爪が内側に向かって曲がる状態を指します。これは、小さすぎる靴を履いたり、爪を間違った方法で切ったりした結果、起こりえます。巻き爪は、痛みや炎症をもたらす可能性があるため、早めに適切な対策を講じることが大切です。

今回は、巻き爪がどうして生じるのか、そして、それを予防したり症状を和らげるために自分でできるケア方法について説明します。

巻き爪定義と特徴

巻き爪、それは手や足の爪が内側に向かって曲がってしまう状況を指します。「歩くたびに痛い」、「痛くて靴が履けない」などといった問題が起こるのは、爪が皮膚に食い込んでしまい、その結果として痛みや炎症を引き起こすからです。

特に足の巻き爪は、重度化すると靴が合わなくなり、歩くことすら困難になることがあります。さらに、巻き爪の痛みを避けようと体重を偏らせて歩くと、それが腰に余計な負担となります。このような不自然な負担が長く続くと、結果として腰痛を引き起こす可能性もあります。

「巻き爪」と「陥入爪」

「弯曲爪」とは、爪が縦方向に湾曲している状態のことを指し、これにより爪先が「逆U字型」や文字通りに「C」のように見えることが特徴です。これが深刻になると痛みを感じることもありますが、一方で「靴下が履きにくい程度で、痛みは感じない」という人もいるようです。

「陥入爪」とは、爪が皮膚の中に深く入り込んでしまう状態を示します。この状態では、爪が深く皮膚に入ることにより、痛みを感じたり、炎症が起きたりする可能性があります。

巻き爪の原因

巻き爪を何度も繰り返さないためには、なぜ自分が巻き爪になってしまうのか、その原因を理解することが重要です。

足に合わない小さな靴や、ハイヒールなどの爪先が細い靴を履くと、爪先の端に横から圧力がかかります。この圧力が巻く方向にかかると、爪がカーブして巻き爪になります。また、長時間靴を履いたまま仕事をすると、爪が圧迫され続けるため、巻き爪になりやすくなると言われています。

寒い季節になると、厚い靴下を履くことはありませんか?靴の大きさがぴったりでも、防寒用に厚い靴下を履いた場合、小さい靴を履いている時と同じ状況になってしまいます。爪先が圧迫された状態で歩いたり運動を続けると、巻き爪の原因になる可能性があります。

足の構造や爪の切り方

爪は本来、内側に向かって巻く性質があります。しかし、歩行時などに地面から受ける「爪を広げる力」も働いています。これら二つの力がバランスを保つことで、爪は正常な形状を維持しています。

しかし、この「爪を巻く力」が強くなり続けると、結果として巻き爪になってしまうと考えられています。

深爪

爪の切り方が深爪になるようにしていると、爪の先の白い部分がほとんどない状態になってしまいます。その結果、地面からの圧力を受ける爪の面積が小さくなり、爪を広げる力が弱くなります。

爪を深く切ると、爪先の肉や皮膚が盛り上がって爪が伸びる方向に壁を作ってしまいます。この壁ができた状態で爪が伸びようとすると、爪が内側に巻きやすくなってしまいます。

お子様でも足の爪を見ると深爪をしていることがあります。巻き爪になっていなくても、深爪になるような切り方を続けると、ランニングや運動などをきっかけに、図のような個所が腫れてしまい、巻き爪になることがあります。

巻き爪の予防方法と日常のケア

【1】爪の正しい切り方「スクウェアカット」

巻き爪になった場合、どのように爪を切れば良いのか困ったことはないでしょうか?爪切りは最も大切なセルフケアです。

爪が肉に食い込んで痛みを感じると、少しでも痛みを軽減しようと考え、爪の端を深く切ってしまう方がいます。

しかし、爪を深く切ることはかえって逆効果。切ったときは、食い込みが軽減されて痛みは治まりますが、再び爪が伸びる時に以前よりも食い込んで悪化することがあります。巻き爪に悩む方にとって、深爪は決してやってはならない爪の切り方なのです。

巻き爪を予防したい方には、上図のようなスクエアカットがおすすめです。スクエアカットは、皮膚から水平に切って角を残す切り方です。特に、爪の左右の端の部分を切り過ぎないように気をつけましょう。爪は曲線で切るのではなく、まっすぐ四角にカットすることを意識した方が巻き爪になりにくくなります。

また、爪を伸ばしすぎるのも巻き爪の原因となるので、爪先の白い部分を1ミリ程度残すようにしてこまめに整えるようにしましょう。

深爪をしないことと、爪を伸ばしすぎないこと。この二つに注意していれば、巻き爪は起こりにくくなります。市販されている巻き爪用の爪切りを選ぶと、セルフケアも楽になるかもしれません。

【2】靴のサイズに注意する

次に、巻き爪を防ぐための重要なポイントは「適切なサイズの靴を履くこと」です。小さ過ぎる靴は論外ですが、大き過ぎる場合にも、歩く際に足の親指が動いて靴にぶつかってしまい、結果として巻き爪になることがあります。指先の余裕は5~10mmぐらいを目安にして、自分の足型や「土踏まず」がきちんとフィットしている靴を選ぶことが大切です。

女性は靴を選ぶ際、履き心地よりも見た目を重視することがあるため、そうした靴が足に多大な負担を掛けてしまうことを覚えておきましょう。

よく誤解をされてしまうのですが、爪は本来柔らかいものなので、両側から強く圧力を掛けられると変形してしまいます。ハイヒールなど、靴の爪先が急に狭くなっているような形の靴は、親指と小指の両側から強い圧力が掛かってしまうので、出来るだけ避けた方が良いでしょう。

【3】適度な歩行運動

爪は、放っておくと自然に内側へ曲がる性質があります。歩行によって常に下から圧力をかけることが、平らな爪を維持する上で重要です。適度に歩行することは、巻き爪の予防になります。

巻き爪が痛くて歩けない…」そんな困り事を抱えている方は、何をすればいいのでしょうか?

その対策を考える上で一番大切なのは、自分の巻き爪の状態を把握することです。軽度だったり、重度だったり、炎症が出ていたりと、その状態によって適切な対応方法が変わってくるからです。

その為に栃木県那須塩原市にドクターネイル爪革命があります。

お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

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