偏平足(へんぺいそく)は、足の土踏まず(アーチ)がつぶれて平らになっている状態で、全身にさまざまな不調を引き起こす原因になります。
以下に、偏平足による体の変化、起こりやすい症状、そして予防・改善方法をわかりやすくまとめました。
目次
🦶 偏平足による体の不調と変化
✅ 足元から全身に影響します
症状・部位 | 具体的な影響 |
---|---|
足裏・かかと | 疲れやすい、足底筋膜炎、かかとの痛み |
足首・膝 | 過剰な内側回旋、O脚・X脚、膝の痛み(ランナー膝など) |
股関節 | 歩行時に無理な力が加わり、可動域が制限される |
腰・背中 | 姿勢が崩れ、腰痛・肩こりの原因になる |
姿勢全体 | 猫背、骨盤のゆがみ、身体のバランスが不安定になる |
🔎 偏平足になりやすい原因
- 遺伝(生まれつきアーチが低い)
- 筋力不足(特に足裏・ふくらはぎの筋肉)
- 運動不足・加齢
- 靴の選び方(合わない靴、クッション性の低い靴)
- 立ちっぱなし・歩きすぎなどの生活習慣
✅ 偏平足の予防・改善法
1. 足の筋トレ・エクササイズ
▶ タオルギャザー(足指筋トレ)
- タオルを床に置いて、足指で手繰り寄せる運動。
- 1日1〜2分、朝晩でOK。
▶ つま先立ち運動(ヒールレイズ)
- まっすぐ立って、ゆっくりとかかとを上げ下げ。
- 足裏とふくらはぎの筋力強化。
▶ アーチサポートマッサージ
- テニスボールやゴルフボールを足裏で転がす。
- 土踏まずの柔軟性向上・血行促進。
2. 靴・インソールの工夫
- アーチサポート付きのインソール(中敷き)を使う
- かかとがしっかりした靴(スニーカー、整形靴など)を選ぶ
- クッション性の高い靴底で衝撃を軽減
3. 姿勢改善・体幹強化
- 骨盤を立てて立つ・歩く意識をもつ
- ヨガやピラティスなどで体幹を鍛える
- 長時間の立ち仕事では休憩+ストレッチをこまめに行う
📝 症状があるときは
- 成長期の子どもの偏平足は将来の足トラブルにつながるため、早期のチェックが重要。
- 大人でも痛みが強い、歩きづらい場合は、整形外科で「足底板(そくていばん)」や理学療法の処方が有効です。
フットケアの菊地さん
身体の不調に悩んでいる方は実際は足元が原因の事も少なくありません。
しっかりチェックしてみませんか?