
爪が分厚くなった状態のことです。
長期間にわたって爪に何らかの圧力が加わったりすることで起こり、手の爪よりも足の爪で多く見られます。
爪肥厚があると、爪が割れやすくなったり、厚くなった爪の中が空洞になったり、剥(は)がれやすくなったりします。靴下を履く際に引っ掛かって着脱しにくいことがあります。靴を履くたびに痛みが伴うほど爪が厚くなると、外出を控えるようになってしまうこともあります。
また、見た目も健康な爪とはだいぶ様子が違うので、ほかの人に見られるのを恐れて内向的になってしまうなど、心にも影響することがあります。
肥厚爪の原因
爪が厚くなる原因は何でしょうか?肥厚爪となる原因を4つに分けてご紹介いたします。
靴が合わない
主な原因としては、足の形に合っていない靴が挙げられます。自分の足の形に合っていない、もしくはサイズの合わない靴を履き続けることにより起こります。
ハイヒールなどの窮屈な靴を履いている女子に多く、靴の圧迫により爪が伸びにくくなると、厚く固くなっていきます。爪先への物理的な負担続くことが原因なので、妊娠による体重増加も原因となりえます。
加齢
年齢を重ねていくほどに、人間の爪は水分を奪われ、乾燥し弾力性を失い、縮み、厚く固くなっていくものだといわれています。足の角質と同様に、足の爪も固くなりやすく、老化とともにどうしても厚さが出てきます。肥厚爪は70代や80代など高齢者に多いのが特徴です。
深爪
深爪は小さい頃からの習慣となっている場合が多く、深爪の習慣があると指先のやわらかい部分(肉)が地面から受ける圧力によって徐々に盛り上がり、爪の成長が妨害されて爪の下に新たな爪が生まれ、層状に爪が厚くなることがあります。
爪のケア不足
爪の肥厚は、入浴時にきれいに洗わなかったり、爪切りの回数が少ない場合にも起こります。爪と皮膚の間に角質(老廃物)が溜まりやすくなり、そこに水虫などが発生し、詰まって厚くなることがあります。
肥厚爪の対処法
肥厚爪への対処法はシンプルに「削る」ということです。多少の厚みであればセルフケア(爪切り・ヤスリ)で対処できます。爪と皮膚の間に角質(老廃物)が溜まらないよう入浴時に足を洗いながら削りましょう。
削って薄く整えるには?
肥厚爪の主な対処法は「削る」ことですが、肥厚爪は悪化するほどセルフケアが困難になっていきます。
一般的に家庭に置いてある爪切りやヤスリで対処ができなくなってくると厚くなった爪を放置するようになり、さらに爪が厚くなり変色するという悪循環に陥るケースが多くみられます。
セルフケアが困難になってしまったら、足爪ケアのプロに任せた方が良いでしょう。専用器具をつかって原因となる物理的圧迫を防いだり、分厚くなった爪を適切に削って薄く整えるといった正しいケアを行う必要があります。
フットケアの菊地さん
爪のケアは本当に大切です。
安易に行っていると、悲惨な目にあっている方が多くいらっしゃいます。
今すぐ予約