目次
《初期》巻き爪・陥入爪(かんにゅうそう)の施術
〜変形を矯正して痛みをとる〜
一度巻き爪・陥入爪(かんにゅうそう)になってしまうと自然には元どおりの正常な状態には戻りません。 放っておくと爪が食い込んだ所が傷になり、怪我を繰り返すことで肉芽組織になってしまう場合もあります。
治療初期は痛みを取って、足の指をつく事ができるように爪を矯正していきます。
まず爪先に補正具を装着し、爪の食い込みを浮かせて、ゆっくりと平らな状態に近くように矯正する事で痛みを軽減させていきます。
爪が肥厚して皮膚を圧迫してしまい痛みが出ている場合には、肥厚している爪の部分だけを削って整えます。 ほとんどの方は初回でほぼ痛みが取れます。
歩き方の癖や何かのきっかけで足の指をしっかり使うことが出来ていない為に巻き爪・陥入爪(かんにゅうそう)になっているケースがほとんどです。
正しく足の指をつく事で巻き爪・陥入爪(かんにゅうそう)の進行を防ぎ、痛みが取れたら、巻き爪・陥入爪(かんにゅうそう)の原因でもある『指先に体重をしっかり乗せる』意識を持っていただくための歩行指導もさせていただきます。
《中期》巻き爪・陥入爪(かんにゅうそう)の施術
〜しっかりと蹴り出せる足指に〜
爪は性質上、爪床(そうしょう※爪の下にある組織)を離れると極端に乾燥し、乾燥すると自然に丸くなる性質があります。
巻き爪にならない方は、しっかり足をついて拇指で蹴りだすことにより爪が平らな状態を維持しています。一方、巻き爪になる方は、地面に足先をつけない、地面を蹴らないので、爪が巻いてくるのです。
巻き爪矯正は爪が伸びてくるスピードに合わせて行います。爪の溝に沿って巻き込んでいる部分にも3~4週に一度補正をかけ、爪の矯正を施し、足の指を正しく使えるようにしていきます。
軽度の方は平均して4回程度、重度の方は平均6〜8回の補正を繰り返します。
爪の痛みをかばって膝や腰に負担がかかって不調がある方などは、重心バランスや身体のケアも並行して施すことをおすすめしています。
《後期》巻き爪・陥入爪(かんにゅうそうの施術
〜補正具を外した状態と歩行指導〜
補正具を外し、補正のない状態で爪が過度なアーチを描くことはないか等の確認をして、爪を整えて終了です。
今後セルフケアで巻き爪・陥入爪(かんにゅうそう)再発を防止するための爪切り指導と歩行指導をします。
また年齢や生活スタイルに合わせ、日常生活での注意点なども指導させていただきます。
《メンテナンス期》巻き爪・陥入爪(かんにゅうそう)の施術
〜巻き爪・陥入爪(かんにゅうそう)を繰り返さないために〜
爪の最大の役割は、指で物をつかむ時や力を入れる時の支えです。
手の爪があることで細かい作業をするときに力の入れ方を微妙に調節できます。
足の爪は立ち上がる際や歩行する際など、踏み込む力を強くする役割があります。爪がないとバランスが取れず、不良姿勢や骨盤の歪み膝痛など、様々な障害を引き起こす可能性があります。
小さな爪ですが指先の形を整えたり、感染を予防したりしています。正しい足指の使い方で爪を正常に保つことが、健康な身体を維持することにもつながります。
巻き爪・陥入爪(かんにゅうそう)の施術の補正期間が終了しても、正しい足指の使い方の継続や自宅でのセルフケアで不安が生じた場合、継続して当院で爪切りや補強などのメンテナンスをすることができます。
フットケアの菊地さん
巻き爪は初期の介入からメンテナスまで必要な項目は様々です。
高齢者の方は介入からメンテナンスまで時間がかかりますが、子どもたちは少しずつですが早めの対処をすることで未来が明るくなります。
いつでも連絡待ってます。